2010-12-04

あはれ今年の秋もいぬめり

自分という存在がだれかの人生にとってはただの通過点にすぎないと気がついたとき、足元がゼリーのように揺らいでとても立っていられなくなったから、いつもの子たちをさそって海に行くことにした。集合は朝の5時。みんなどうせ早起きだから問題ない。ボードをパジェロの屋根に乗せ、まだ暗い夜道をひとりひとりの家まで迎えに行く。BGMはケツメイシ。あたしは張り切ってつい赤の水着とか選んでしまった。派手かな、なにか言われるかな、と思ったけどキャシーなんか水玉のホルターネックだった(どこで買うんだそういうの?)。なんでも腹まで垂れた胸がひっぱり上げられるのでよいらしい。てかあんま変わってなくない?(てかお前、その帽子と眼鏡なに?) ケイトのボードはラスタカラーだし、お前はボブ・マーリーかっつの。デイジーはあいかわらず一言もしゃべらんな。ミグレスについては特になにもなし。SATCごっこしようと思ったらひとり多かったし(爆)。ちょううける、ちょううける。少なくともあたしにとってこいつらは通過点なんかじゃあない。