2011-07-30

morning

1秒も休まず大人になっていく、と二十歳ぐらいのときに日記帳かなにかに書いたのを思い出した。それからずいぶんと長い時間が経っておばあさんになってしまった今でも、方眼用紙のようにえんえん続く毎日のなかに、たまに、ほんのたまにだけれど、たとえば今日のような、とてもきらきらしい一日があったりする。交わした数すくない言葉の奥に、羽毛布団のように、やわらかくあたたかいものが、ふくらんでいる。朝まであそんだ日のふわふわした、現実的でない、おだやかな感情にも似たそれは、しかしながらすこしの痛みを伴う。ひとりではけして体験することのできないそれは美しく、傷のついたものは遠くからきらきら光って見えるという。

2011-07-14

ある色がとつぜん気になってしまう周期ってだれにでもあると思うけど、わたしの場合は赤がわりと3年おきくらいにやってくるのですが、このたびペパーミントグリーンが、ひさしぶりにきました! 考えてみたら13年ぶりぐらいです。どうやって取り入れようかなあ。とりあえず全身でそれっぽく光ってみてます。

2011-07-11

ドドドドドドド

テリテリテリテリよう照る日差し、日中および夜中、寝苦しく夢見もわろく、風通しすこぶる悲惨な我が家においては扇風機のみでは到底しのげないレベルまできた。もう明日にでも、なくしたエアコンのリモコン買いに行きたい勢い。いまは凍らせたペットボトルをつねに肌にあてているという感じ、首すじがたしか体のなかで一番皮が薄い部のはずなので冬はここをあたため、夏はここを冷やすとよいと思って地道に実践している。しかしこれもすぐに水になる。いっそわたしも水になれたらねえ。とひょひょ。そんなこんなで早くも夏をあきらめそうだけど、向かうよ、週末はTOKYO ART BOOK FAIRに向かうよ。今年は参加はしてないけど、お客さんとして行きます。あと、テレビでバック・トゥ・ザ・フューチャーのシリーズをやっていて、ついつい観てしまいました。途中から観て、さらに途中でやめざるをえなかったのですが、やっぱりあれはめちゃくちゃおもしろい。ぐいぐい引き込むなにかがある。内容はまったくといっていいほど覚えていなかったけれど、はじめて観た当時、子供心にマーティーと吉田栄作になにか共通するものを感じていたのをうっすらと思い出すサンデイ。