すっかり1年に1冊のペースになっていますが、7冊目のKAZAK「OUR GENERATION/アワ・ゼネレーション」ができあがりました!
今回のテーマはフェミニズムってなに? です。そもそも興味をもったきっかけは、去年ポートランドやサンフランシスコを旅した際にミランダ・ジュライやライオットガールについて調べていたら、彼女たちとフェミニズムが大阪とたこ焼きのように切っても切れない関係だと知ったこと。ミランダ・ジュライはクール! ライオットガールはクール! でも、バックグラウンドをよく知らないまま彼女たちをクールだともちあげるのは、残念だけれどわたしが彼女たちのすごくファッション的な部分しか見れてないってことなのです。ところがくわしく知りたいと思ったものの、とてもむずかしそうだと感じ、足を踏み入れることをなんとなくためらっている自分もいました。
そんな中、タヴィちゃんことタヴィ・ジェヴィンソンや日本でも放送のはじまる『GIRLS』のレナ・ダナムがみずからをフェミニストだと語り、メディアでヒューモラスにアピールしていることを知りました。さらには『Lula』のリース・クラークがあたらしくつくった雑誌『VIOLET』に「フェミニストになるには」という記事が。んん? これは絶対に今、なにかが起ころうとしている。タブーな話題をもちこんで地雷をふむかもしれないという恐れよりも、もはや好奇心のほうが勝ちました。今いちばん文化的な影響力をもつ、かわいくてクリエイティブで頭のよい女の子たちが支持するフェミニズムとはいったいなんなんだろう? わたしたちの敬遠してきた、よくわからないめんどくさそうなものとは、もしかしてちがってきている……?
それについて考えるには今がすごくよいタイミングだという気がしています。わたしたちの世代(=アワ・ゼネレーション)のフェミニズムについて考えるには、そして、もしあなたにとってもこのジンがそういうきっかけになったらすてきだと。男性嫌いとかそういうんじゃなくって「フェミニズムはエキサイティングなことよ!」 とジュライも言ってました。なんでもジュライの受け売りですみません。しかも今回表紙にライオットアギちゃんを描いてくれたデザイナーがそのスタンプもつくってくれました(LINEのスタンプではなくてゴム印)。9月19日から21日まで、東京アートブックフェアのKAZAKのブース(1F A22)に持っていくので、ジンとか自分の手帳とか心の奥とかに押してくれたらいいと思うんだ。
<もくじ>
P. 3 はじめに
P. 5 ライオットガールのうまれた背景
P. 7 女の子はこうすべきとかいうルールはぶっつぶーす! ビキニキル
P. 9 『ザ・パンク・シンガー』
P. 11 フェミニストアーティスツ・オブ・アワ・ゼネレーション
P. 13 ミランダ・ジュライとポートランド
P. 17 ツー・ポップ・アイコンズ2014 ①
タヴィ・ジェヴィンソン「フェミニズムにルールはない」
P. 21 フェミニズム・イン・マガジーンズ
レナ・ダナム「レディーってだれが?」
P. 29 レタードトップス芸人
P. 33 あとがき
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