2012-11-29
After Recording
知り合いの映画のアフレコを手伝った。iPadで無音の画面を見ながら人々の動きに合わせて音をつけていく。BGMは「ねこふんじゃった」。これもそれがしが弾いた。途中で前足を交差させるところが見せ場だが、むろん採用されるのは音だけなのでだれもこの勇姿を見てはくれない。
2012-11-19
2012-11-16
Woody Allen
「トールラテください」
「ホット?アイス?」
「ホットで」
「店内でお召し上がりですか?」
「ええ、お願い」
あろうことか、突然突如、このつまらない、毎日毎日ひまつぶしに困るほどつまらない、わたしの昼休みが、突如としてマンハッタンの、もしくはブルックリンの、ウッディ・アレンの、おしゃれでアーバンなフィルムの、1シーンのように思えてきて、さしずめわたしはダイアン・キートン、あるいはちょっとおばかで、若くて、つまらないことでくよくよ悩み、観客にほんのりキュートな印象を残す名脇役のように思えてきたのでウッディすごいわあ、そこにちょんといるだけで、わたしのこのフワッとした気持ち。ほらこのフワッとした気持ちを見てごらんよ、などと思ってこっそりとあちらを見たら、そらぜんぜん似てないおっさんなんだけどさあ。五反田にウッディアレンいるわけないけどさあ。こっちを向いてすらいなかったけどさあ。
2012-11-14
2012-11-12
FOR FREEDOM
西巣鴨のカビ臭い暗闇(実際は糞でできたカーペットの部屋ということであった)で羊男に変身してからというもの、ステップを踏むことだけを考えている。ひさしぶりに開いてみたHMの文章はやはりキザそのもの、キザを固めてすまし顔で額に入れ飾ったようだった。たとえば適当に目に入った一文でさえ「彼女は雨ふりのようにどこかから来て、どこかに消えてしまったのだ」という具合。雨ふり。きょうはたしかに雨がふっていた。寝たり起きたり一日中変な気分。老人のように取り残されている。かぶを豆板醤と醤油と蜂蜜で煮込み、少しだけ伊勢丹へ出かけた。
2012-11-04
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